そえだ信「赤ん坊の起死回生」

先月、そえだ信の「赤ん坊の起死回生」についてアメブロ(クリスタルウインド)に投稿しましたが、この作品その後も毎日更新されて、物語はどんどん進行しています。

赤ん坊の起死回生

「ある時、突然自分が赤ん坊であることに気付いた『僕』、ルートルフ・ベルシュマン。
どうやら彼は中世のヨーロッパ、によく似た世界にある、あまり大きくない国の貧乏男爵家の次男らしい。

そんなルートルフが、頭の中に語りかけてくる『記憶』を頼りに兄や周りの人々の力を借りながら父の領地救済を果たしていくのが第1章。
取りあえずの危機を脱したベルシュマン男爵家だが近接する他領からの嫌がらせや乗っ取りの危機に逢う。その状況をまた『記憶』を元にした様々なアイデアを出し、父や兄、それにルートルフを信頼する領民や使用人達と力を合わせて乗り越えていくのが第2章。そして第3章では、都の王太子から能力を見込まれたルートルフは両親や兄や妹、それまで力を合わせてきた使用人達と引き離され(まだ1歳の赤ん坊なのに)王宮で暮らすことになります。そこでいったいどんなことが起きるのか。」(「地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険」のそえだ信によるWeb小説「赤ん坊の起死回生」 より)

そこで、いったい・・・、とアメブロの記事には書いたのですが、物語はそこからますますめまぐるしく展開しています。

後宮内の勢力争いの影響か理不尽な生活環境を強いられながらも王太子らとのプロジェクトに打ち込むルートルフ。しかしルートルフを邪魔者と思い込んでいる勢力の魔の手によりまずは路上に放置されるという事件。しかしその結果として才能と意欲にあふれた孤児たちと知り合い、プロジェクトチームに優秀なメンバーを加えることが出来ました。さらにその事件をきっかけに第二章で活躍した護衛の女性騎士テテスがまたルートルフの護衛につくことになり、第一章以来ルートルフの忠実な「友人」狼のザムも登場。3人に増えた侍女たちのキャラクターもなかなか面白くチーム・ルートルフがどんどん加速していくのかと思いきや、この二,三日でまた突然劇的展開。奇声を上げた何者かにルートルフが拉致され・・・

赤ん坊の起死回生 – 62 赤ん坊、回転する

赤ん坊の起死回生 – 63 赤ん坊、王子と話す

赤ん坊の起死回生 – 64 赤ん坊、王子を考える

こうなるといよいよ先が楽しみです。

しかし物語はいったいどこに向かっているのでしょう、と言うより着地点はどこになるのか、まったく想像がつかない面白さです。

たぶん,今夜も22時くらいに更新されるのでは無いかと思います。楽しみです。

「地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険」が面白かった、と言う方はぜひこちらの連載も読んでみて下さい。間違いなく楽しめる作品です。

「地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険」って、と言う方は? ・・・(笑)

そりゃ、ぜひこちらを。

地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険
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